Takahashi-Studio

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2007
桜川市多目的複合施設プロポーザルコンペ

茨城県桜川市に予定されている多目的複合施設(仮称)プロポーザルに2007年度院生5名を中心に提出をしました。
 
作品概要
今回、真壁の町並みと調和した多目的施設を目指すにあたって、従来の施設然とした建物に入って行く感覚ではなく、真壁の町を走る道路がそのまま訪問者を運んでくる様な、町と施設が繋がっている身近な場所を設計したいと考えた。
そこで、東西に接道した敷地である事と周辺の建物との大きさのバランスを取る、敷地内に「道」を通した分棟案を提出する。「道」の形状は敷地に対して東西に抜けていて、敷地内の東側に計画されている道路と西側に対面する道路を結ぶ様に計画している。
そして、「道」に向かって4つに分けた建物を南北に互い違いに配置した。延べ床面積約3000平米の建物は単体で建ち上がるとかなりのヴォリュームを持ち、一軒家が 建ち並ぶ 敷地周辺の環境の中で異質な存在になってゆく事が避けられない。大きなヴォリュームを、求められた施設機能ごとに性格付けをして4つに分けた事で、一つ一つの建物のヴォリュームを抑え周辺環境とのバランスを取っている。
又 、そうした配置構成により、きのこ山へと視線が抜ける「道」と西側に設けた駐車スペースの他に、3つの庭としてのヴォイドスペースを生む。
それぞれに異なるキャラクターを持つ4つの建物から滲み出る個性が 、それらと隣り合う庭にも広がり様々な表情が 生まれてくる事を期待している。