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高知県立坂本龍馬記念館 新館・既存館

所在地:高知県高知市
主要用途:博物館
撮影者:ワークステーション 永石秀彦※
雑誌掲載:新建築 2018年4月号

1991年に設計した坂本龍馬記念館の新館増築と既存館改修。 既存館は、大海を見晴らす場所の体感をそのまま龍馬のイメージに重ねている。朱色のスロープ、浮かぶガラスの箱、波打つコンクリート壁に青いEVシャフトという、多様なエレメントが偶然の一瞬で固まったような姿をとり、その場から導き出された機能や行為が即物的に接合した表現。崖から突き出すように建つ姿は海からも遠望される。 新館は、文化財級の資料を収蔵・展示できる博物館で、既存館と軒高を揃え、ほぼ同じボリュームで建つ。明確な幾何学形体ではなく土地の輪郭に沿って築かれた量塊のような建築である。遠景では石垣のように見え隠れし、入口部では量塊が大きく抉れて人々を迎える。ダブルスキンの屋根と外壁が内部の恒常性を高めている。 新館と既存館とをつなぐ連絡通路は、緩く傾斜した台形平面の空間である。先述のエレメント群に四半世紀を経てこの連絡通路があらたに、文字通り想定していなかったものとして、参加した。

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