Takahashi-Studio

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2011
増田信吾/増田信吾+大坪克亘 (2007年3月学部卒) より

大学中、課題に対しては熱心に取り組んでいたつもりでした。でもそれを人につたえ、共感してもらうことや意見をもらうことに関しては、もっとできた気がします。今思えば何もしなくても課題の提出日があり、その週には絶対に講評会があり、いやでもプレゼンテーションをする機会が学生時代はありました。進路を決めずに大学を卒業してから半年後、ひょんなことから予備校仲間の大坪克亘と設計活動を始めました。現在は2人だけで、プロジェクトによっては友人を交え3人で、半人前同士で力を合わせ設計しています。もちろんお施主さんに何度かプレゼンテーションをしながらプロジェクトは進んでいくのですが、自分たちが考えていることや方向性を客観的に見ていくことはとても難しいです。学生時代、いやでもあった講評会が、今となっては自分で機会をつくらない限りあり得ないのです。去年からコンテストや雑誌で、運良く何度か社会に発表する機会を得られています。学生時代、モいやでもモ講評会があったことはとっても幸せなことなんだなー、と卒業した今、強く感じています。これからも自分たちがやりたいこと、やるべきことを模索し、いろいろな人と出会っていきたいです。
増田信吾